MUUさんはどんな人? 其の2
私が育った家は、群馬の田舎です。(群馬自体、そんなに都会ではないけれど)
今はそれなりに人口も増えて、車さえあれば不自由がない場所ですが
当時は本当に何もない地域でした。
近所にコンビニが出来たのも、私が中学生の時です。
のどかな場所だったからでしょうか?(今でものどかなトコだけど・・・)
本当に様々なペットを飼っていました。
私が物心ついた時から居たのは、シェパードの「ジョン」。
どういう経緯でうちに来たのかは聞いてませんが、とても賢く父の言う言葉には従順でしたが
当然ながら私のことは舐め腐っていました。
私の父は住宅などの外構仕事をしていたので、父が作った大きい犬小屋があり
犬よりも小さかった私は、フェンス越しに頭を撫でたり
真夏はホースから水を出しガブガブと飲ませることくらいしか
お世話らしいことは出来ませんでした。
安易に犬小屋のドアを開けようものなら、突き飛ばされます。
ジョンの犬小屋のドアを安易に開けて、脱走させたことは数知れず・・・。
その度に両親に怒られたことも数知れず・・・。
ならば犬小屋のドアを開けずに、私が犬小屋に侵入すればいい!
そうすればジョンと遊べる!とフェンスをよじ登り犬小屋に入ろうとすれば
ジョンにも不審者扱いされ噛まれる・・・・。
「噛まれたー!噛まれたー!」と泣き叫ぶ私に父が言った言葉は
「注意しようと歯をぶっつけただけ。ジョンが本気で噛んだらお前の足なんかもげるど!」と
肉体的にも精神的にもダメージを受けた娘に、さらに追い討ちをかけるように
「足がもげる」なんて・・・。よく言えるな・・・。父よ。
でも確かに、当時幼稚園児だった私の足なんてシェパードが本気を出せばあり得る現実。
犬だからと甘く見くびってはいけない。
ペットにだって個々の気持ちがあるとジョンに教えてもらいました。
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